カフェラテを注文できるカフェには必ずあるエスプレッソマシン。
図体の割に目立たない機械なので、じっくりみたことがある人は少ないのでは?
そう思い、今回はエスプレッソマシンについて解説します!
エスプレッソマシンとは
エスプレッソマシンとは、抽出器具の一種です。
だいぶ見た目は変わりますが、用途としてはコーヒー豆を飲み物のコーヒーにする機械です。
イタリア発祥で、高い圧力をかけて抽出するのが特徴です。
大きく2種類あり、オートとセミオートに分類されます。
グラインド(豆を挽くこと)から抽出までの全てをマシンでこなせるタイプが オート(全自動式)。
抽出のみマシンに任せ、その他の工程を人の手で行う、セミオートマチック。
ざっくり特徴説明!
オート:70点の味を誰でも安定して出すことが可能!
セミオート:バリスタの腕次第で0点にも120点にもなる!
もちろんオートの方が高価だよ!
業務用
家庭用との大きな違いは、スチーム能力の高さと給水・排水の利便性が挙げられます。
日本のカフェではセミーオートの方が導入率が高いです。
単純に導入コストの高さと、カフェ経営の厳しさを考えると納得です。
中古・新品問わず、車を連想させる程の高い値段がデメリット。
スチーム能力の高さ
エスプレッソマシンに付属する部品の一つであるスチームノズル(ワンド)。
家庭用と比較すると圧倒的なパワーを誇り、品質安定に寄与します。
また、マルチボイラーが採用されていることも多く、抽出とスチームを同時に行えます。
抽出されたエスプレッソもスチームドミルクも時間と共にどんどん劣化が進みますから、両者のスタンバイにできるだけ時間はかけたくありません。
その観点から見れば、スチームの強さやマルチボイラー搭載は非常に重要な機能です。
給水・排水の利便性
また、水道と直結できる機械が多く、タンクに水を補充する必要がないのも業務用マシンの特徴です。
常に新しい水を供給できるため、衛生的です。
排水トレーの交換も必要ないため、そのままお湯を出して掃除することも可能です。
家庭用
業務用にはない手軽さと満足度の高さ。
カプセルタイプのマシンを使用すればさまざまな味わいのエスプレッソを自宅で飲める。
一般的にシングルボイラーが採用されており、抽出とスチームが同時にできないのがデメリット。
手頃な値段帯
安いものでは1万円から購入できる手頃さ。
カプセルタイプであれば豊富な種類からエスプレッソを楽しめる。
カフェに行くよりもコスパ良くエスプレッソを味わえる。
満足度の高さ
エスプレッソには機械が不可欠であり、家庭用が一台あるだけで満足度が非常に高い。
スチーム機能がついていれば、家でラテやラテアートも楽しめる。
外に買いに行く必要がなくなるため、時間とお金に余裕が生まれる。
各パーツ機能
- ボディ:マシン本体
- コントロールパネル:抽出の操作(セミオートではこの機能が乏しい)
- グループ:抽出部
- スチームノブ:スチームの開閉(回すタイプやレバーを下ろすタイプが一般的)
- スチームワンド:スチーム出てミルクを温める
- ホットウォーターノブ:ホットウォーターの開閉
- ホットウォーター:お湯が出る
- ポンプ(抽出)圧力計:抽出時にかかる数値を計測
- ボイラー圧力計:ボイラー内の圧力計を計測
- ポルタフィルター:挽いたコーヒー粉を詰める
- ドリップトレイ:お湯を流す、排水口
給水方法の種類
直結式
業務用に多く、給水ホースを水道と繋げられる。
温めた湯は抽出やホットウォーターに使用され、湯の蒸気がスチームに使われる。
シングルボイラーとマルチボイラーの差は湯を温める部屋の数の違い。
現在は水道直結式とタンク式を選べるタイプも少なくない。
常に水が供給された状態なので業務効率が格段に上昇する。
タンク式
家庭用に多いタンク式。
タンクの洗浄が可能な反面、放置すると菌が繁殖しやすい。
湯を溜めておける訳ではないので、温めるのに時間がかかる。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
エスプレッソの違いや特徴について理解いただけましたか?
では!良いエスプレッソライフを!
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